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電気工事士として働くなら、派遣と正社員どちらが得か。
結論から言う。年収・安定性・キャリアの三軸で見ると、目的によって答えが真逆になる。
この記事では2026年の最新データをもとに、両者を徹底的に比較する。
派遣と正社員、まず「年収の差」を知る
2026年時点の平均年収を比較する。
| 項目 | 派遣 | 正社員 |
|---|---|---|
| 平均年収(第二種) | 320〜400万円 | 380〜480万円 |
| 平均年収(第一種) | 400〜500万円 | 460〜600万円 |
| 時給換算(東京都) | 1,800〜2,400円 | 1,600〜2,200円 |
| 残業代の支払い | 100%支給が多い | 固定残業制も多い |
| 賞与・一時金 | なし〜少額 | 年2回・2〜4ヶ月分 |
時給単価は派遣が高い場合もある。
しかしボーナスを含めた年収総額では、正社員が年間50〜80万円上回るケースが多い。
「月収は派遣の方が高い」という錯覚に注意が必要だ。
雇用の安定性:正社員が圧倒的に有利な3つの理由
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理由1:契約更新のリスクがない
派遣は原則3年ルールの対象になる。
同じ職場で3年を超えて働けない。
その後は直接雇用の申し込み義務が発生するが、実際に正社員化される割合は全体の30%未満とされる。
正社員なら、そのリスクはゼロだ。
理由2:案件の空白期間が生じる
派遣は案件と案件の間に「待機期間」が発生する。
この間、多くの派遣会社では6割〜8割程度の保証給が支払われる。
つまり月収が一時的に3〜5万円下がる可能性がある。
正社員にこの問題は存在しない。
理由3:社会的信用度が異なる
住宅ローンの審査では、雇用形態が大きく影響する。
派遣社員は「非正規」に分類されるため、正社員と比べて審査通過率が約20〜30%低いとされる。
マイホームや大型の借り入れを考えるなら、正社員の方が有利だ。
待遇の詳細比較:福利厚生・保険・有給
| 待遇項目 | 派遣 | 正社員 |
|---|---|---|
| 社会保険 | 加入可能(派遣元) | 加入(雇用先) |
| 有給休暇 | 法定通り付与 | 法定+会社独自の上乗せ多数 |
| 交通費支給 | 支給なし〜一部支給 | 全額支給が多数 |
| 退職金制度 | ほぼなし | 中小でも約60%が導入 |
| 資格取得支援 | 派遣会社次第 | 費用全額負担が多い |
| 住宅手当 | 原則なし | 月1〜3万円支給の会社多数 |
2024年の法改正により、派遣社員にも「同一労働同一賃金」が適用されている。
しかし現実の運用格差はまだ大きい。
退職金・住宅手当・資格手当の有無を加えると、年間の実質格差は100万円を超えることもある。
キャリア形成:技術の積み上げ方が全く違う
派遣のキャリアパターン
派遣は現場ごとに業務内容が変わる。
多種多様な現場を経験できる点はメリットだ。
たとえば3年間で「工場電気・商業施設・マンション改修」と3タイプの現場を経験できる。
ただし、一つの現場で深い専門性を積み上げにくい。
また、派遣先から「この人に施工管理を任せたい」と思われても、派遣のままでは責任者ポジションに就けないケースが多い。
昇格・昇給のルートが極めて限定的だ。
正社員のキャリアパターン
正社員は会社主導でキャリアが設計される。
入社3〜5年で施工管理補助、7〜10年で主任技術者、その後は管理職や施工管理技士の取得を目指す流れが一般的だ。
第一種電気工事士+電気工事施工管理技士(1級)を取得すると、年収600〜800万円の求人も現実的に狙える。
また、会社が資格受験費用(第一種で約3〜5万円)を負担するケースが多い。
スキルアップを会社がサポートしてくれる点は大きい。
あなたはどちらを選ぶべきか:状況別の答え
派遣が向いている人
- 特定のエリア・現場タイプに縛られたくない人
- 副業・Wワークと並行して働きたい人
- ブランクがあり、現場感覚を取り戻したい人
- 正社員になる前に複数の会社の現場を見たい人
- 家庭の事情でフルタイム正社員が難しい人
派遣は「正社員へのブリッジ」として活用するのが最もリターンが高い。
最初から派遣で長く働き続けるのはリスクが大きい。
正社員が向いている人
- 5年・10年後の年収を着実に上げたい人
- 施工管理技士など上位資格を取ってキャリアアップしたい人
- 住宅ローンを組む予定がある人
- 退職金・確定拠出年金など老後の備えを重視する人
- チームのリーダーや管理職を目指している人
派遣から正社員への切り替えは現実的か
結論:十分に現実的だ。
2026年現在、電気工事業界は全国的に人材不足が続いている。
国土交通省の調査によると、電気設備工事の有効求人倍率は3.0倍を超えている。
企業側は経験者を強く求めており、派遣経験があれば「即戦力」として正社員採用されやすい。
転職のコツは3つだ。
- 派遣期間中に第一種電気工事士を取得する
- 施工管理補助の経験を職務経歴書に明記する
- 電気工事専門の転職エージェントを使う
一般の転職サイトより、業界特化型のエージェントの方が非公開求人を多く持っている。
年収交渉も代行してもらえるため、内定後の年収が50〜100万円変わることもある。
まとめ:派遣と正社員の違いを5行で整理
1. 年収総額は正社員が年50〜100万円高い
2. 安定性・福利厚生は正社員が圧倒的に上
3. 派遣は短期・多現場経験に向いている
4. キャリアアップを目指すなら正社員一択
5. 派遣はあくまで「通過点」として活用するのが正解
目先の時給より、3年後・5年後の年収で判断してほしい。
電気工事士は資格と経験が積み重なるほど市場価値が上がる職種だ。
今の雇用形態が本当に自分のゴールに合っているか、一度立ち止まって考えてみることをすすめる。
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